ブランドマーケティング対策 WEB版 Part1
ブランドマーケティングについて考えてみる
WEBマーケティングの支援をしている中で、
ここ最近お客様から相談されるのが「ブランド力をつけたい!」です。
それ、すなわち、ブランドマーケティング
大手ではないのでTVCMを利用してなど出来ない為、ブランド創りとなると結構大変です。でも、そういったチャレンジ嫌いじゃないんだよなー。相談してくれることも嬉しいので、ちょこちょこ”ブランド力”をつけるという事について、WEBマーケを活用して何が出来るかって考えています。
ちなみにWEBマーケ担当Dは、今週末にWEBマーケ担当K宅で開催される鹿児島産黒豚のしゃぶしゃぶパーティーの為に、今からお腹を空かせて待機しています。
ん?ちょと待てよ、
”鹿児島産黒豚”
これ、ブランド力あるな。
”黒豚のしゃぶしゃぶ”
これもそこそこ・・・ もしや、”黒豚”がブランド力か?!
”飛べない豚はただの豚”
OH!yeah! BIGブランドワード!
(すみません、取り乱しました。)
でも、”黒豚”ってどの様にブランド化されたんだろう?
結構、この「?」を大切にしています。
(カタカタカタ・・・・)
1960年代の高度経済成長期には、東京で黒豚ブームがピークに達し、供給が追いつかないほどであった。また市場の倉庫・保管庫を他の野菜や魚介類が占拠していた時期でも「黒豚が入荷した」となると大争奪戦が起こるほどで、当時の東京の肉屋のステータスは「黒豚を扱っているか否か」で決まるほど爆発的な人気を呼び、豚カツ発祥の地である上野では、「うちの肉は黒豚以外は絶対に使わない」と言う頑固な店も存在した。またこの時期、鹿児島県黒豚生産者協議会が認可した「黒豚取扱店舗」の看板(島津氏の家紋が付いたもの)は当時2,000円程度で販売されていたが、供給が追いつかず約10万円もの高値で闇取引されていたという。
(参照元:Wikipedia)
美味い!という口コミと希少価値から生まれたブランドの様ですね。
話は変わりますが、誕生日プレゼントに”スカルプD”をもらいました。
・・・
はい、そこーーーー!
WEBマーケティング担当Dは”薄毛”ではありません!
(毛は細いので、この先は分かりませんが・・・)
つまりは、
スカルプD=育毛剤
ブランド力ってこういう事なのかもしれません。
白髪が目立つので、トリートメントをしながらカラーリングが出来る、スカルプDのカラーリング剤なるものをもらいました。WEBマーケティング担当Dは白髪が多いんです!重要では無い事ですが、もう一度言います。
WEBマーケティング担当Dは白髪が多いんです!
”スカルプD”においては、TVCMのマーケティングですね。
吉本芸人を起用する事で様々なバラエティー番組内でも紹介されてましたからね。
そう、芸能人の紹介。
これってポイントだと思います。
(※芸能人のブログを活用したステマはやっちゃダメ!絶対)
TVはすたれたなんて聞くけど、TVで紹介されると一気に知名度は高まります。
つまりは何が言いたいかというと、1つの商品・サービスからブランドを創る為には、広めてもらうしかないって事です。しいていえば、広めてもらった時に”ブランド”と呼ばれるのかもしれません。
じゃあ、広めてもらう為に何をすべきか。弊社WEBマーケティングを利用して、上手くいった小さな成功はあります。地域で有名な飲食店になった。地域で有名なネイルサロンになった。新しいサービスの認知が上手くいった!などなど。この小さな成功を積み重ねる事でブランドマーケティングの答えを出したいと思います。数多くの成功体験をここで発表出来た時、それが”インセムブランド”
SeeYouAgain
WEBマーケティングコラム番外編『押入れハンガーを買った』
私事ですが、最近もっぱらDIYに精を出しています。
・開閉式の扉が壊れてしまったので修理をする
・玄関のドアの立て付けが悪くなってしまったので修理をする
・収納が足りなくなってしまったので押入れを改造して収納を増やす
・調味料が増えすぎて置き場所がなくなったので棚を作る
・ベランダのウッドデッキが割れたので板を差し替える
・ベランダの日よけが風でなくなってしまったので修理する
・靴の収納が足りなくなったので靴棚の段を増やす
いつ終わるとも知れない、ボロボロの我が家を週末直したり、手を加えたりしている訳です。
もちろんDIYとは言え、そこには消費が発生します。
ペンキを買ったり、釘を買ったり、つっかえ棒を買ったり、蝶番を買ったり、様々です。
ではその消費をする際、どのような経緯を辿っているのでしょうか。
アナリティクスではうっすらとしか見えない、ユーザー消費行動を見直すことで、販促マーケティングのヒントが見えてくるかもしれません。
n=1なので、参考になるかはわかりませんが…
今回は先週末の事例として、
「収納が足りなくなってしまったので押入れを改造して収納を増やす」
ということにフォーカスしてみます。
悩み:
・洋服が現状の収納に入りきらず、リビングやソファに畳んで置いてある
・現状の収納は大きめのタンス×2
・タンスがパンパンで、取り出したり、入れたりするのに毎回労力がいる
要望:
・本来収納スペースじゃないところの洋服をなくしたい
・タンスをスムーズに使いたい
・着替えの動線を短くしたい
■「洋服を捨てる」VS「収納ボックスを増やす」
まず考えたのは「洋服を捨てる」VS「収納ボックスを増やす」ということです。
洋服の大半は妻のものです。
ダメもとで聞いてみました。
「この辺の洋服、今流行りの断捨離してみない?」
ダメでした。
よって、「洋服を捨てる」線は無くなります。
「収納ボックス増やす」しかない訳ですが、問題はどこに増やすかです。
■「リビングに増やす」VS「押し入れに増やす」
大きな家ではありません。
リビングにタンスを増やしてしまったら、居住スペースが圧迫されます。
「この場所に置いたらどうだろうか」
「むしろベランダを簡易的に防風防塵してそこに置いたらどうだろうか」(「ベランダ改造 部屋」で検索)
というような思考を辿り、行きついた結論が、「押し入れに増やす」というものでした。
昔ながらの横幅180×奥行90×高さ170程度の押入れです。
押入れの中はさらに高くなっており、200くらいあります。
なんとなく物を詰め込んでいたのですが、どうも隙間が多くて、具合が悪い。
一度押入れの奥にしまい込んでしまったら、しばらく取り出す気も起きないイメージです。
「押し入れの中に上手いこと洋服を収納するスペースを作れるのではないか」
それからネット検索の開始です。
「押し入れ収納」
「押し入れ収納 洋服」
検索結果で何が目立つでしょうか。
そう、画像です。
最近のGoogle検索では、Googleショッピングの検索結果、画像検索結果が自然検索結果に表示されることが多くなりました。
これは便利ですね!
今一つイメージが沸かないとき、画像が出ると、
「そうそうこんな感じ!」
「あ、こんなのもあるんだ!」
とイメージが具体化されます。
WEBマーケティング的に考えると、狙っているキーワードで実際に検索した時、どんな感じで検索ユーザーがその情報を見始めるのかを確認、意識しておくことは重要かもしれませんね。
画像はサイトへの誘導にも繋がっています。
Googleショッピングの画像は購入画面に繋がるだけですが、画像検索の画像は、その画像が使われているサイトやブログへの誘導が多いです。
最近自社サイトでブログの更新等が声高に言われている理由にも関係してきますね。
僕なんかは意外と画像検索からサイトへ流入している場合が多いです。
今回の場合は、イメージを具体化させた上で、主にブログを見ていました。
ブログアフィリエーターさんのターゲットですね。
家ではPCで、通勤中にスマホで。
「こんなのどうだろう」
「このサイト面白そう」
妻との情報共有は主にLineです。
Lineを送るボタンを多用します。
※Lineで送るボタンを設置する
https://media.line.me/howto/ja/
■買うものは決まった。「じゃあ何どれを買う?」
押入れ収納のイメージが固まったら、購入です。
今回は押入れハンガーの購入をすることにしました。
ちなみに「押入れハンガー」という言葉は始めから知っていたわけではなく、検索の中で初めて知った言葉です。
実際にどのくらいの大きさなのか、質感はどうなのか、
ネット購入の際は現物を見る事ではないので、初めて買うものは何を買うにしろ不安になります。
そこで活用したのが、口コミです。
~早く届いた
~丈夫だった
~簡単に組み立てられた
~すぐ壊れた
色々な口コミがありますが、良いことが書いてある口コミは購入の後押しになります。
ECサイトで商品を販売している場合は、口コミを一覧にするのももちろん良いですが、どんな意見が多いのか?といったことを「口コミまとめ」みたいにしてあげるとより良いかもしれません。
例えば、
「口コミ投稿者の80%の方が『丈夫だった』と言っています」
「口コミ投稿者の75%の方が『コスパが良い』と言っています」
とまとめてあげれば、丈夫さを求めている人やコスパを求めている人の目に留まるはずです。
結局、僕は口コミをぱらぱら見ながら、「この商品だったら大丈夫そうかな」と思い、購入に至りました。結果はGreatでした。
■まとめてみると
今回の購入に至るまでの経緯を簡単にまとめてみましょう。
①生活に不自由を感じ何か良い方法はないかとWEB検索
②画像をみて「なるほどこういう方法があるのか」と思い、主にブログで使い方を確認
③Line共有機能を使い、妻と情報を共有
④何を買うかの方向性が固まる
⑤検索中に知った商品キーワードで検索(今回は「押入れハンガー」)
⑥同じような商品が多数あったが、主に口コミを見て購入(今回は「丈夫」なものを探していた)
以上です。
では、この流れからどのようなWEBマーケティング手法が考えられるでしょうか。
今回のポイントとしては、
・写真
・ブログ
・Line共有機能
・口コミ
ですね。
よくWEB担当者から「ブログ、何かいたらいいかわからない、ネタがない!」という相談を受けますが、特に今回のようなエンドユーザー向けの商品を扱う場合には、利用実例などは格好のネタになりますし、SEOなどを考えた場合にもプラスですし、なにより、ユーザーに有益な情報を与える強力なツールです。
写真も面倒かもしれませんが、一工夫加えるだけで、サイトへの流入経路を一つ増やすことになりますので、是非加えたいところです。
上記内容はWEBマーケティングとくくられますが、考えようによっては先般記事にしたデジタルマーケティングとも密接に関わってくる内容です。
今は「PPCだけ」「SEOだけ」といった施策ではなかなか効果が出しづらくなってきています。それで悩んでいる会社さんもたくさんいらっしゃいます。
だからこそ…ですね。
以上です。
Google先生の助言!今はYouTube広告を使うべし!
WEBマーケティング担当Dです。
最近気になっている動画広告についてGoogle先生のイベントがあるという事で参加してきました。
昨日、会社の飲み会で何やらやらかしたらしく・・・(記憶にない)
やっちゃった感から引きずって仕事が手につかない(気持ちが落ちている)
仕事に集中して汚名挽回とばかりにブログを書いているWEBマーケティング担当Dです。
でも、引きずっていても良い事ないので引きずっていない風でいきます|д゚)引きずってねえぞー
(これからの忘年会シーズンみなさん、飲み過ぎには注意しましょう)
では、本題に
「Grow with Google - オンラインを活用したブランディング施策」
つい先日、六本木森タワーにあるGoogleJAPAN本社にてGoogle Partners限定イベントが開催されました。
(※TOP写真は森タワー49階の喫煙所の窓から見える景色です)
今年Google先生は”Micro-Moments” という考え方を提唱しています。
英語だらけで良く分からないのでかみ砕いていきますね。
「○○をしたい!」「○○を見たい!」といった、
消費者に意図が生じた時(その瞬間)を”Micro-Moments”というそうです。
例)
・お酒を飲みたい!
・かわいい女の子を見たい!
|д゚)引きずってねえぞー
YouTubeの市場
YouTubeは18-49歳という中心的な年齢層においてどのケーブルネットワークよりも視聴者数が多い。
(※Googleが行ったアメリカ合衆国での調査結果)
Googleは7月に行われた決算報告の場でこう述べています。
YouTubeの好調は、とくにモバイルでの視聴者数の増大
とくに若い人たちにとっては、今やYouTubeがテレビの代わりになっています。若い人たちの間ではTVのスターよりもYouTubeのスターに人気があり影響力が大きいのが事実です。テレビよりもモバイルの小さな画面でYouTubeを見るという移行が起きているのは若い人たちだけではありません。スマートフォンの大画面化や4Gの普及、そしてコンテンツの質の向上といった最近の動向に伴って大人たちの視聴も増加している傾向がある様です。
昨今の日本でも同現象が起こっています。
日本のヒューマンビートボックスとして有名なYoutuber”HIKAKIN(ヒカキン)”さんの握手会イベントでは、若い人から家族連れ、年配の方まで長蛇の列になっていたそうです。
YouTube広告×GDNが効果的
下記DATA
(※KDDIさんがTVCMとWEBの関係性について調べた際のもの)
広告や動画コンテンツのオンライン共有の割合(%)。
・TVの共有(6%)
・モバイルで見た内容の共有(23%)
TVで見た内容を気になってWEBを見に行く人の割合(%)
・20~29才 (50%)
・30~44才 (30%)
・45~59才 (5%)
オンライン×オフラインが効果的である事が実証されるデータとなっていました。
また、Googleデータにおいてはコスト面で比較した際に"TVCM"と"YouTube広告×GDN"を比較した結果、忘れられない様に毎日触れる広告という観点で"YouTube広告×GDN"がリーチ獲得のコスト効率が8倍良かったという結果も!
動画広告は無視できない時代に突入。
WEB広告を制するにはスマホ周りを制すべし!
Google先生のイベントだった為、YouTube広告中心の話でしたが、スマホ周りで考えるならばSNS関連含めプランニングと効果検証をしていく必要がありそうです。WEBマーケティングの合言葉はスマホ周り。
次回予告
Youtube広告の有効的な使い方
コンテンツマーケティングの時代
コンテンツマーケティングマーケティングに熱い視線が注がれている
「コンテンツマーケティング」はマーケティング手法の1つで、2014年あたりから日本でも注目されている手法です。
よく「コンテンツが大事です」「コンテンツを増やしましょう」という声を聞きますが、一体どういうことなのでしょうか。
【コンテンツの目的】
米国で数多くの大手クライアントを持つコンテンツマーケティングの第一人者、Joe Pulizzi氏による著書『エピック・コンテンツマーケティング』によると、下記のように定義されています。
・コンテンツマーケティングとは、有益で説得力のあるコンテンツを制作・配信することによって、ターゲット・オーディエンスを引き寄せ、獲得し、エンゲージメントをつくり出すためのマーケティングおよびビジネス手法を指す。その目的は、収益につながる顧客の行動の促進である。
・メディアを借りるのではなく、自前のメディアを持つこと。
要は、
「お客さんに有益な情報を発信し、お客さんを獲得する」
ことなのですが、「そんなことわかってるよ」という方も多いでしょう。
そもそもコンテンツマーケティングは何を目的としているのかというと、
・ブランドの認知の拡大
・ブランドのファンの育成
・問い合わせ
・店頭への送客
・リピート促進
といった集客全般を目的としています。
その目的の為に、前述した「コンテンツが大事」「コンテンツを増やす」といった内容に回帰します。
焦点は「いかなるコンテンツを準備するのか」といった点です。
これは、業種業態、目的によって異なります。
また、使うメディアも異なります。
理想はどんなカタチ?
コンテンツマーケティングを使った理想形を考えてみましょう。
ある海外旅行代理店は、ホームページを持っているけどなかなかお問合せに繋がらないので、コンテンツマーケティングを行うことにしました。
今までのホームページには旅行代金とお得なオプションが記載されているだけでしたが、これを機に、
・ホームページ
・Facebook
・Twitter
・Google+
・ブログ
などで各ツアーの魅力の詳細を記載することにしました。
様々な媒体を使うのは入口を広げる為です。
現地でおすすめの見どころを始め、食やホテル、アクティビティを臨場感のあるコンテンツで伝えます。中には動画もあります。
様々なコンテンツを準備することで、Facebookを何気なしに訪れたユーザーのシェアやTwitterによるつぶやき、ブログのリンクなどが発生しました。
アクティブなコンテンツが追加されることでSEO的な評価も上り、自然検索の順位でも「ハワイ旅行」で3位に表示されています。
サイトからのお問合せはもちろんですが、Google+の情報を細かく更新していることで、直接の来店や電話も増えました。
上記例はあくまでも例ですが、コンテンツマーケティングの可能性を示唆するものです。
「コンテンツが大事」「コンテンツを増やす」というのは「目的もなしにコンテンツを増やす」ということとは違います。
「目的をもって」「消費者にとって有意義な」コンテンツを増やすことが言わずもがな重要です。